約 1,530,337 件
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/881.html
ブランド アンモライト #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (000.jpg) ジャンル ADV 原画 桜ロマ子 シナリオ ツキカズ 発売日 2023/4/28 価格 パッケージ版:3,000円(税別)ダウンロード版:2,500円(税込) 選評 【2023】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 1本目 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1675258385/ 739:女体化転生したボクはふたなりで無双する!? 選評:2023/05/14(日) 08 01 21 ID iDPVTvgs タイトル 女体化転生したボクはふたなりで無双する!? ~でも、お姉ちゃんたちには絶対に勝てません!~ ブランド アンモライト 発売日 2023年4月28日 価格 2,750円(ダウンロード版税込本体価格) ■ストーリー 「こんなんじゃ女の子とイチャイチャなんて無理ゲーだぁぁ……ッ!」 童貞のまま交通事故で死んでしまったボクは 可愛らしい女の子“ターニャ”に転生してしまったのである! しかもお姉ちゃんたちはなぜかボクに意地悪ばかりしてくるし……っ! せめて何か一つでもボクが優位に立てれば…… そんなボクの目に闇市のエグい商品が飛び込んできた! ――この指輪を装着するとクリトリスが“おちん棒”へ様変わりする。 「ボクに足りなかったのは、おちん棒だったんだ……っ!」 しかし、一瞬の隙を突かれお姉ちゃんに指輪を奪われてしまった……! これでは鬼に金棒……いや、“お姉ちゃんにおちん棒”じゃないか! ■登場キャラクター ●ターニャ (CV:響たなか) 主人公 前世で男だった記憶を持って生まれた女の子。 意識が男のままなので、ペニスがないことに不満を持っている。 単純で素直、少しおバカで天然。処女。 ●ユール・セルティクス (CV:椎名旭 ) 姉1 勝ち気でSっぽい見た目まんまの性格。 基本は社交的で、誰にでも勝ち気に出るわけではない。 ●エリカ・セルティクス (CV:雨森りこ) 姉2 落ち着いた性格。 あまり社交的でなくクラスでは数人程度の友達がいるタイプ。 問題点 転生先の世界観が良く分からない、ヒロインが可愛くない、主人公の頭がおかしい、テキスト等の表現が稚拙、といった点が本作の特徴。 まず、ゲームを開始すると主人公が事故に遭い、転生するところから始まる。 転生ものにおいては、生前の名前を記載しないものも最近は多く、今作もそうであったなら気にすることはなかった。 ただ、本作では画像の通り主人公の生前の名前は「政田 湧泉」であることが明示されている。 しかし、ルビが振られていないので結局本名が何なのかは最後まで分からない。 恐らくは「まさだ ゆうせん」?一発でわかる名前ならともかく、こんな珍しい名前くらいルビを振ってほしい。 この点ではまだ努力の姿勢が見えるアトリエさくらの方がましというものだ。 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (001.jpg) そんなこんなで紆余曲折あり、別世界へと転生する事になるのだがここでまた疑問が生じた。 キャラの名前を見れば分かるが明らかに日本人の名前ではないにも関わらず、どう見ても日本人の容姿、日本の学園、日本の家屋、日本の道路、である。 名前を横文字にすることで異世界感を出したかったのかもしれないが、逆に違和感しかないので無理に横文字にする必要はなかっただろう。 「魔科学」なる異世界設定もでるが、オチン棒の開発にそれが使われているというだけで大した意味はない。 次にヒロインついて 正直どちらも好きになれないが、ユールはまあ好みの問題なのでまだいい。 だがエリカは正直令和エロゲヒロインの水準に達していないと思う。 何というか全体的におばさん臭いし、CGによっては胸が平なら陰キャ眼鏡男子でも通用するようなレベル。 熟女ものならまだいいのかもしれないけど、これを女子高生として認めたくない思いがある。 ↓おばさん臭い立ち絵とキモデブ息子よりもキモデブに見えるエロシーン + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (002.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (003.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (004.jpg) 主人公について 元が男で童貞のまま死んだので、転生先では今度こそ童貞を卒業したいと考えており、作中で常々男らしさを強調している。 しかし、口だけで中身は男らしさは皆無で、更に言うと天然を通り越してバカであり、狂気的である。 横暴な姉に対して、オチンボーリングでわからせてやろうとするも姉にあっけなく取られて逆にわからされる→予期せぬ不意打ちを食らったら誰でもこうなるし僕は屈していない!と子供レベルの言い訳 貞操帯をつければ突っ込むことは出来ないと姉の前で宣言するもカギを見せびらかしたのであっけなく取られる→鍵が無くても僕は無敵だもん!と言い放つが何の根拠もない 散々イかされて屈しても、そもそも僕が買ったオチンボーリングなんだからそれでイかされたところで僕の負けじゃないと更に言い訳 このように終始謎のポジティブ性を発揮している。 中盤では、姉にオチンボーリングを使わせないようにするためにどうすればいいか考えて、「男はチラリズムに興奮する=過度な露出には興奮しない、なら痴女的な格好で攻めよう!」という結論に至る。 これだけでも相当おかしいが、ここで主人公がとった選択は「マイクロビキニと猫耳でHなポーズをとってにゃんにゃん言う」というものである。 本当にこいつは前世で男だったのかと疑いたくなるようなレベルだ。 これだけ女々しい行動を繰り返しながら、自分に欲情した配達員に対して僕を見習ってほしいなどと言い出す。 何をどう見習ってほしいのか理解不能である。男らしくあれ、というならそもそもお前の方が女々しいだろと言いたいし、女を欲情した目で見るな、と言うならお前こそ煩悩の塊だろうと言いたい。 また、とあるエンドではチンコが馬並みに肥大する展開になるのだが、この状態で射精するとトイレの鏡を割るくらいのとんでもない威力になるらしい。そのやばい射精をクラスメイトにぶっ放すのはさすがに引いた。 分かっていて射精するのは未必の故意であり、これでクラスメイトが死んでいたら殺人犯である(結果的に死なないけど) ドジっ娘属性キャラに仕立て上げたかったのだろうというのは容易に察せるが、天然と狂気は全く別の概念であり、結果的にやばいキャラになってしまっている。 ↓数々の言い訳と殺人未遂の現行犯 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (005.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (006.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (007.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (008.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (009.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (010.jpg) 表現について まず、文中にやたらとwwwを多用するがSSじゃないんだから記号の乱用は普通避けるべきだろう。作中の雰囲気とマッチするように意図的に使用しているならまだわかるが、少なくともエリカがwwwを使用するのは違和感しかない。 そして、気に入ってるのかわからないがたびたび使用される「お腹がポンポコダヌキになる」に始まり、「精液が出発進行する」など笑わせたいのか何なのか良く分からない表現から「ぽあぽあのぷあぷあ」など気の抜ける表現まで多数。 極めつけは日本語ですらない絶叫まで出てくる。 テキスト以外でも、馬並みに肥大したチンコを一気に二本入れるという物理法則に無視したシーンもある。 ↓斬新な表現の数々 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (011.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (012.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (013.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (014.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (015.jpg) まとめ 低価格の抜きゲーなのに主人公とヒロインにエロとしては魅力を感じず、糞ゲーとしては魅力を感じるというkotyeを見越して生み出されたキャラなのでは?と推察せざるを得ないクオリティだった。
https://w.atwiki.jp/bokurobo/pages/212.html
SAMURAI MASTERトウジン・SS 連続SS SAMURAI MASTERトウジン#1 A PartB Part C Part #2 A Part DBへ SS保管庫へ戻る
https://w.atwiki.jp/83452/pages/3575.html
戻る これ読んで唯が幽霊になったSS思い出した。 -- (名無しさん) 2010-05-16 18 35 53 「感動」のジャンルでも良い気がします。 幽霊ネタだけどかなり感動しました。 -- (名無しさん) 2010-06-03 10 10 54 まさに幽霊部員だな -- (名無しさん) 2010-06-04 09 31 06 和ちゃん、いきなりの展開ー(笑) -- (名無しさん) 2010-06-04 11 23 01 すごく感動した -- (名無しさん) 2010-07-17 09 28 10 最後何なんだろ。 いや、でも感動した。 -- (名無しさん) 2010-08-01 21 48 20 最後でぞくっと来たね -- (名無しさん) 2010-08-12 18 03 20 梓は3人ぐらいストック居るんだろ 最後出てきたのは2人目だろう -- (名無しさん) 2010-08-26 22 41 58 今回の梓は良い奴だな。 -- (通りすがり) 2010-08-26 22 45 08 唯の幽霊は普通に飯食ってたけどなw -- (名無しさん) 2010-09-13 07 01 30 俺も唯が幽霊になったSS思い出したな~ -- (シップ) 2010-11-20 12 12 30 最後に来たのは梓とは無関係の新入部員かな? -- (名無しさん) 2010-11-20 20 35 25 最後にきたのが俺らのよく知る中野あずにゃんで 今まで一緒にいたのは同姓同名で同じ姿をした別人だと 解釈すればいいのか? -- (真・けいおん厨) 2010-12-02 15 03 44 和すげぇな・・・ -- (pspで見る人) 2011-01-04 22 40 48 これの逆もあったな -- (名無しさん) 2011-01-26 02 21 38 最後来たのもちゃんとあずにゃんだったらいいな -- (名無しさん) 2011-01-26 03 27 14 いい話だな -- (名無しさん) 2011-11-08 20 09 10 最後のは実は純ちゃん -- (GK) 2011-11-12 11 21 42 最後のは私たちのよく知っている中野梓で生き写しとしてさわちゃんと仲良くなるのかな? -- (涙) 2011-11-26 03 34 54 実に素敵な話だった…。 -- (名無しさん) 2012-08-26 17 09 42 切ない・・・けどいい話だった!! -- (おすし!) 2012-08-26 22 34 37 これはいい作品だったなぁ・・・ ニコニコでのあの動画思い出した ヒント:アニメ第1期の梓加入前と加入後のOP 踏み切り→梓 -- (名無しさん) 2013-03-15 23 43 37 実に綺麗で爽やかな話だ。 -- (名無しさん) 2016-01-10 22 56 52
https://w.atwiki.jp/huta_love/pages/39.html
2013年 01/18 TinkerBell「籠女の繭」 01/25 ninetail「GEARS of DRAGOON~迷宮のウロボロス~」 01/25 ミルフィーユ「目覚めると従姉妹を護る美少女剣士になっていた」 02/01 じぃすぽっと「報われない女達~純情を汚された3つの物語『吸血姫エリザヴェータ~退屈な魔王に弄ばれる小さな蕾と花弁』」 ※ 2012/03/08 モーニングスター(同人)「吸血姫エリザヴェータ~退屈な魔王に弄ばれる小さな蕾と花弁」の移植 02/08 Devil-seal「くノ一葵、悪ニ堕チル」 02/28 白濁系「あい♂まい♀みすと」 02/28 HEATSOFT「突然怪人兼事務員の俺が魔法少女達を堕とす話」 03/01 U・Me SOFT「ドM男探偵がイク2 私のシモベになりなさいっ!」 03/29 raiL-soft「星継駅蒐集箱(アステライトシュウシュウバコ)『星継駅年代史』」 03/29 じぃすぽっと「ガールにちぇんじ! ~可愛い娘に変わっちゃったボク『夏休みを可愛い女の子で過ごす方法』」 ※ 2012/10/04 モーニングスター(同人)「夏休みを可愛い女の子で過ごす方法」の移植 04/05 Devil-seal「エルフと淫辱の森」 04/19 MAIKA「学園聖戦士セーラーナイト ~正義のヒロイン完全征服マニュアル~」 04/26 じぃすぽっと「玲瓏たる戦乙女たち ~姉妹堕ちコレクション『戦乙女エスメラルダ~想い馳せていた師匠に拓かれる聖女』」 ※ 2013/03/30 モーニングスター(同人)「戦乙女エスメラルダ~想い馳せていた師匠に拓かれる聖女」の移植 05/24 極フェロ「Wフタナリ娘矯正計画 転校生も実験台にしてしまえッ!」 ※ 2013/04/12 ダウンロード版 Gyutto.com 先行販売 05/31 Black Lilith「魔法少女カナタTS」※ 2013/05/24 ダウンロード版 05/31 ぱらいそ「御伽話は闇の中」 06/28 Triangle「魔法剣姫アークキャリバー ~魔族降誕~」 06/28 Empress「DominancE」 06/28 桃色劇場「まとめて!女装で孕まセット!『女装で孕ませてっ外伝 ~過去は夕闇色の少女と共に~』」 ※ 2013/06/21 ダウンロード版 Gyutto.com 先行販売 07/26 Luxury(ラグジュアリー)「アクマでオシオキっ! 丸城戸サド式ヘンタイお仕置き講座」 07/26 TinkerBell「ぜったいマジラブ! あまイチャはぷにんぐ! ~姉妹×姉妹でドキエロ性活!きゅんメロパワーを収集せよ!~」 07/26 わるきゅ~れ「魔法少女みおん~魔生受胎の刻~」※ 2013/07/19 ダウンロード版 07/26 Devil-seal「異触の檻 ―あんな化け物に犯されるなんて絶対に嫌っ!!―」 07/26 Complets「野外学習3」 08/30 catwalkNERO「淫堕の姫騎士ジャンヌ2~美姫転生~ 2つの世界でオーガの仔種を注がれ続ける物語~」 09/27 アトリエかぐや ホンキートンク パンプキン「モーレツ☆にゃん×2 クリニック ~女医とナースがマンモスギザエロE→~」 09/27 Lusterise「モンスターズ・レイド ~魔に堕ちる姫騎士~」 09/27 M-O「魔少女 ~M男絶頂地獄~」 10/11 じぃすぽっと「今日のおかず『発情勇者アレクシア~呪いのアイテムで淫らに開発される女勇者の媚肉と爆乳』」※ ダウンロード版 Gyutto.com 独占販売 ※ 2013/04/26 モーニングスター(同人)「発情勇者アレクシア~呪いのアイテムで淫らに開発される女勇者の媚肉と爆乳」の移植 10/25 Trois(トロワ)「MONSTER PARK 2 FANDISC ~Lost episode~」 10/25 わるきゅ~れ「百姓繚乱コナギいっき! ~人外魔姦伝~」※ 2013/10/18 ダウンロード版 11/29 じぃすぽっと「聖女アネモネ 淫乳堕滅クロニクル『神乳聖母神アーリャ~聖母神すら淫蟲膨乳改造責めで堕滅するっ!』」 ※ 2013/09/26 モーニングスター(同人)「神乳聖母神アーリャ~聖母神すら淫蟲膨乳改造責めで堕滅するっ!」の移植 11/29 CYCLET「自称・精霊魔術師 VS 真正・第一級悪魔 ~中2病を襲う、7つの触手(ファングアルム)~」※ 2013/11/01 ダウンロード版 11/29 Dual Tail「VenusBlood -GAIA-」 11/29 STARGAZER「未来戦姫スレイブニル」 12/20 Devil-seal「アヘ顔アクメ中毒 -人体改造で狂ってイク私を見ないで」※ 2013/12/06 ダウンロード版
https://w.atwiki.jp/d_va/pages/121.html
SS作るよ 藩王の憂鬱1:文族 あさぎ 藩王の憂鬱2:文族 あさぎ 戦後処理開始:文族 あさぎ 摂政救出作戦?: ジェントルラット亡命文族 あさぎ 吏族の戦い 文族 あさぎ 情報官の戦い 文族 あさぎ シュワ失踪 文族 あさぎ シュワの脱藩…その時 文族 あさぎ ジェントル小ネタ:文族 朱
https://w.atwiki.jp/damecool/pages/14.html
投稿されたSSのまとめです。 女「なあ男」 男「ん?」 女「なにかいいこと起こらないだろうか。」 男「(こういう他力本願な理念こそがこいつをダメ人間たらしめてるんだろうな)」 女「最近思うのだ。私はこの上なく不幸な人間なのではないかとな。」 男「そんなことないだろ…」 女「いや、私なりに頑張ってはいるつもりだ。しかしいつも報われない。 おそらく何かの裏組織がこうなるように仕組んだ、そう。これは陰謀なのだよ。」 男「アニメの見すぎだ。それにしてもお前は現実逃避を始めると途端に口数が増えるな。」 女「でもだな、最近唯一私が持ってる幸せをみつけたんだよ。」 男「ネトゲーやってる時とかか?お前それでいいのかよ…」 女「そんなんじゃない!そんなんじゃダメだって私にだって分かってるんだ!」 男「…びっくりしたぁ…どうしたんだよ…急に…。」 女「………(私の幸せは男がそばにいてくれることだなんて、言えるはずがない! し、しかし、ここではっきり言ってしまえばもしかしたら男と『にゃはは~ん』やら 『にょほほ~ん』なことやら果ては『ピーーー』なことまでぎょポオオオオオぉぉ)…ゲフッゲフッ。」 男「…で、お前の幸せってなんなんだよ。」 女「……お前に教えるほどのことでもない。」 男「どうしたんだ女、疲れてるみたいだけど。この休み中に何かあったの?」 女「ん……いや、別に用事は無かったんだが。週末からこっち、寝ずにネトゲしてたら、何だか疲れててしまってな……」 男「またネトゲですか。でも普段ならそんなでも全然平気そうな顔してない?」 女「ん……。今回はなんとなくな、自分の限界に挑んでみたんだ」 男「また絶食か」 女「いや、土曜日から日曜日にかけて、ネトゲと平行して24時間耐久オナニー」 男「オナ……」 女「12時間ぐらいで秘蔵のオカズが切れてしまったから、後は妄想で補った。意外と良かったぞ 女「色んな趣向を試してみたが、やはり男と電話しながらしてるときが一番良かった。また世話になろうかな。……ん? どうした男、前屈みになったりして。腹でも痛いのか?」 男(駄目だこいつはやくなんとかしなきゃ……///) 男「国立受かったんだってな!浪人したかいがあったってもんだな!」 女「もう一年やりたい」 男「もっと上目指すのか?高望み過ぎるだろ」 女「いや、ニート生活もう一年やりたい」 ※実話です 【料理】 女「料理をしたいんだ」 男「すればいいじゃない」 女「えっと……まずフライパンか」 男「…」 女「あとは……鍋」 男「…」 女「あ、食器もか」 男「…」 女「箸もないな」 男「お前今までどうやって生活してきたんだ?」 【NHKにようこそ】 女「この漫画知ってるか?」 男「ん?ああ、お前の漫画だな」 女「…」 【ピノ】 女「ピノってアイスあるだろ」 男「ねーよ」 女「いやいや、あるって」 男「で?それがなんだ?」 女「あれな、ハート型のが入っている時がある」 男「ああ、幸せのピノってやつだな」 女「私はな、アレを見つけれるんだ」 男「なにげに凄いな……」 女「…」 しゃかしゃか… 女「違うな……」 しゃかしゃか… 女「これも違う」 しゃかしゃか… 女「んん、これもか」 男「店員さんがみたことない顔してるんだよ。買ってやるから帰ろうぜ……」 【ナマケモノ】 女「ナマケモノって私に似てるよな」 男「ああ。ナマケモノからしたらかんべんだろうけどな」 女「…」 女「男、お前は臭いフェチなのだろう?」 男「!・・・まぁ、な」 女「お前が好む臭いを作るために昨日一日掛けて、臭い作りに挑戦してみたんだが」 男「・・・だから、お前休んでたのか」 女「ああ。そのおかげで、至高の一品が出来上がった訳だが」 女「手軽に嗅ぐ事が出来、オナニーのおかずにも使用可能、なおかつ臭いの純度が高いもの・・・」 女「それは靴下だという結論に至った。その後は、使用する靴下の選別に至った訳だが」 女「私はあいにく黒のハイソックス愛好者だったので、それを使用させてもらう事にした」 女「臭いにもこだわり、汗の中にも気品溢れる臭いという事でローファを履き、お前の為に8時間外を練り歩いたんだ」 男「ごめん・・・俺、そっち系の臭いじゃなくて、洗い立ての服とかシャンプーしたての髪の毛とかの方が好きなんだ・・・」 女「・・・それは・・・ショックだ」 男「すまん」 女「私は、男にオナニーのおかずにされる覚悟でこの靴下を精製したというのに・・・」 男「でも、お前学校休んでそんな馬鹿な事してるとは、思いもよらなかったよ」 女「あくまでも男の為なら、私はどんな事もするぞ?」 男「ばっ、バーロー///」 女「野バトは食べれんのか?」 女「男、私の前世はなんだと思う?」 男「ナマケモノだろ」 女「来世は?」 男「やっぱりナマケモノじゃね」 女「ナマケモノか……ナマケモノの社会にもネトゲってあるんだろうか」 男「あるとしたら俺ナマケモノ見直すわ」 女「……私はな、多分お前がいないと死んでしまうと思うんだ」 男「……女」 女「だから飼育員あたりになって、来世もずっと一緒にいてくれよ?」 男(ナマケモノになってもニートになる気か……駄目だこいつはやくなんとかしなきゃ……) 女「おなかへったー」 男「なんか買ってくればいいじゃん」 女「お金ない」 男「俺今サイフないぞ」 女「・・・・・・・セミってカニの味がするらしいね」 男「なんか買ってくる」 ※実(ry 【花火】 女「花火がしたい」 男「めずらしいな。買ってくる」 男「ほれ」 女「ちょっと違うな」 男「?打ち上げか?ほら」 女「んーん」 男「??ねずみ花火か?」 女「やめろ。恐い」 男「???じゃあ何だよ?」 女「あれだ。むりむりするやつ」 男「え?あーへび花火?」 女「それだな」 シュッ! むりむりむりむり… 女「……あはは」 男「ねぇ楽しいの?これ楽しいの?」 【つり】 男「……??何してるんだ?」 女「!!男!これはすごいぞ!」 男「あ?なに?釣り?」 女「そうだ!これは大物だ!ほら、手伝え!」 男「…」 女「ふんぬっ……なかなか釣れんな……ふっ……」 男「…」 女「リールを巻いても巻いても一向にこちらにこんのだ。すごいのが釣れるぞ?」 男「お前根がかりって知ってるか?」 女「おはよう、男」 男「おは…ってお前、そのブレザーの下に着てるのは何だ」 女「パジャマだ」 男「パッ…!?」 女「わざわざ学校に来るために着替えるなど、実に無駄な行為だろう?もっと合理的に生きるべきだ」 男「いや、そういう問題でもないと思うがな…」 女「ちなみに最近は下着を着けないようにしている」 男「なっ…!!」 女「着けると毎日着替えねばならなくなるからな。ノーブラノーパン健康法だ」 男「そ、そう言うコトを男の前で言うな…」 女「気になりだしたな?そのまま私を好きになり、ひいては結婚をし、私の面倒を見てくれ」 男「…?はっ??」 女「キミは実に面倒見がいいからな。考えておいてくれ」 スタスタスタ… 男「…告白された?」 【オンライン】 女「男はオンラインゲームってするか?」 男「しねぇ」 女「そうか、一度やってみないか?」 男「えー?めんどいなぁ」 女「そう言うな。彼女のお願いだ」 男「///わかったよ////」 男「…」 女「あ、男」 男「あのな」 女「昨日は早かったな。もっとやっててもいいだろうに」 男「三日連続でゲームするのはまだいい。お前……何時までしてんだよ?」 女「?六時?」 男「はい、禁止。今日からオンラインゲーム禁止な」 女「!!!!殺すきかっ!?」 男「そうならないために止めさすんだよ」 女「大学は休み期間が長くて良い…お、逆鱗ゲット」 男「たまには運動しろよ、ここんとこずっとネトゲしてるだけじゃん」 女「大丈夫だ」 男「いや大丈夫じゃないだろ、ここ最近で一番の遠出は、通販とりに玄関いったときだろ」 女「あぁ。…ファンゴ様ウザス」 男「あぁ、じゃなくて運動しろっつの」 女「毎晩男としてるし、大丈夫だ」 男「…」 女「…///」 男「…お前ほとんどマグロじゃん」 女「…いかんスタミナ切れた」 女「男、私はバイトをする事にしたよ」 男「まじか!? やっとやる気に…おいちゃんうれしいよ」 女「ふふ、そんなに褒めるな。照れるじゃないか」 男「いや褒めてはいないがな。 ところで何のバイトなんだ?」 女「ああ、ボランティアと呼ばれているらしいな。」 男「いや、偉いけどさ…それはお金もらえないしバイトじゃないよ」 女「そっちではない、試薬実験のほうだ。 部屋の中で好きなことし放題、それでお金まで貰えるという夢のような仕g」 男「はい、断りに行こうな。」 女「待て!その必要は…」 男「 行 く よ ? 」 女「…はい」 前 次
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1626.html
シリーズもの 鼻血みゆきさんの今後について考える会(壊れ・オリキャラあり)(妄想屋氏『えす☆えふ』・7-896氏『こな☆ふぇち』設定借用) 鼻血)ry会2☆いつもと違う1日(〃) 鼻血)ry会3☆人工少女の興味(〃) 鼻血)ry会4.5☆高良家へ行こう! 1(〃) 鼻血)ry会5.1☆栗色奮闘記(みさお兄×あやの×オリキャラ) 鼻血)ry会5.5☆さんぽびより 鼻血)ry会5.8☆鼻血少女の思惑 鼻血)ry会6?☆あわせかがみ(オリキャラ、オリ設定あり) 鼻血)ry会4.8★ コアクマ(〃)(鼻血)ry会4.5の裏の話) コワレルセカイ★1\決意(オリキャラあり、鼻血)ry会☆4.5~6と同時間軸、6?☆とリンク) コワレルセカイ★2\高良家に行こう!2//Party(〃) コワレルセカイ★3\Rainy Hawk(〃、みなみ×ゆたか、5.5☆とリンク) コワレルセカイ★4\月曜日、-黒に溶けゆく-(鼻血5.5☆後半と少しリンクあり、若干鬱注意) コワレルセカイ★5\Endless Nightmare(鼻血)ry5.8☆の終盤とリンクあり、グロ、鬱、流血描写有り) パティ職人への道! ひよりん。パティ職人へのみち? ひよりんっ!がパティ職人になるきっかけまでの道(一部TSあり)<完> ふたみゆ☆~実験編~☆(ふたなり注意) ふたみゆ☆~合体編~☆(ふたなり注意、↑の続き、みゆ×つか、つか×みゆ) ふたつか☆~発情編~☆(〃)<未完> それぞれの年末年始☆1:おふろでやりたいほうだい!(こなた×かがみ) 太陽なカノジョ(桜藤祭主人公×みさお) 太陽なカノジョ☆2:きっかけ、 太陽なカノジョ☆3:はじめての、 かりのじかん。(こなた×パティ)(キャラ崩壊あり、ネタ多め) かりのじかん。2:みなみside(みなみ&ゆたか)(キャラ崩壊あり) 妄想マシーンin(ほぼ)無人バス ひよりサイド(みなみ×ゆたか〈ひよりの妄想〉) 単発もの びーえるのえほん すこーぷかめら?(こなた×デレデレかがみ) おんせんりょこう(ゆたか&みなみ) としょしつノふたり(こなた×ゆたか) びたーきす/すいーときす(ひより×ひかる、ひかる×ひより) ほろにがレイニーディ(つかさ&みさお)(男性注意) くれいじーず!(あやの みさお兄&ふゆき みさお×かがみ)(ソフト拘束、調教、媚薬、放尿、アナルプレイあり、キャラ崩壊あり) 単に新妻あやのを書いて見たかったというSS(あやの&みさお兄)(若干壊れ気味) 日下部みさおのはげしい1日(こなた かがみ ???×みさお)(壊れネタ/ネタ(特に特撮ネタ)多め) カオスな夢のハナシ(ネタもの) マボロシの本物(みさお兄×ロリあやの) 4人+αであそぼう!(ゆたか×みなみ×ひより×パティ、いずみ)(キャラ崩壊あり) 年明け早々(みく×たまき) Nの快感/やすらげるばしょ(いずみ×ななこ)(特撮ネタ注意) ベジタリアン(ほのか×ゆたか、ゆたか×ほのか)(調教?)(食べ物使用) 懲りないひと(こう&やまと、若干ネタ) 名前で呼び合うという行為(ひかる&ひより、ショートSS) 今夜はあなたと(ほのかさん自慰) あわあわしゃわしゃわ(みさお×こなた、風呂場プレイ、若干変態気味?) 路地裏のヒメゴト(あやの×かがみ、かがみ視点、露出、調教) せんたくき(いずみ×ひより、ひより視点、洗濯機オナニー) Bunny,bunny(みさお兄×バニーあやの) ひよりとパティといずみのぐだぐだ☆マンガナイト(ネタ満載、いずみ視点/後半1レスひより視点) あるトイレでの出来事(ゆたか×いずみ、調教?、いずみ視点/後半1レスゆたか視点) 残暑見舞い。(ゆたか&みなみ、ショートSS) 止まらないひより(ひより×ひかる、ひかる視点) 若瀬いずみは考えない(いずみ兄×いずみ、8巻ネタバレあり、いずみ兄視点、シックスナイン) コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/damecool/pages/20.html
投稿されたSSのまとめです! ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・ 女「む、ジャンプ最新号が置いてあるぞ」 男「それは捨ててあると言うんだ・・・ためらいなく拾うな!」 拾って読むのは普通だと思ってたわ 女「ほら見ろ、私の行動は別段おかしなことでもない」 男「いやでも、女の子としてはですね・・・」 女「全く・・・大の男が細かいことで愚痴愚痴と・・・グビッ」 男「捨ててある飲みかけのペットボトルを飲むな!」 男「…女、とうとう試験まで休みやがったな」 女「ああ、なぜか勉強する時間がなくてな?どうせ受けるだけ無駄だと判断し、レアアイテム探しを…」 男「…」 トゥルルルル トゥルルルル 男「おい、電話だぞ」 女「出てくれ」 チャッ 男「…もしもし あ、はい 今かわります」 男「ボソボソ おい、教師からだ」 女「うむ…、何?特別に試験を受けさせてやるから明日学校に来いだと? だが断る どうせ勉強していないから結構だ」 男「お前…」 なあに、単なる実話だ 女「最近仮想現実上ではなかなか上手くいかなくてな」 男「ほう(またネトゲの話か・・・)」 女「赤点を3つも取ってしまった」 男「目を覚ませ、こっちが現実世界だ」 女「…冷蔵庫の野菜が溶けてる…」 男「お前はさ・・・もうちょっと自立できるようになれよ」 女「まあ、いざとなれば男に永久就職しよう」 男「バーカ」 女「ふふ。・・・私とて将来の伴侶候補は他にもいる」 男「・・・二次元とは結婚できないぞ」 女「あれ…、炊飯器の蓋が開かない…」 女「賞味期限が去年の8月か・・・いけるな」 女「いつもお腹がゆるい」 保冷室なんて怖くて開けらんない 女「3時半か・・・そろそろ昼食を取るか」 男「寝る時間だ」 女「うっ、まぶしい。カーテンをあけるな。」 男「地底人か!」 女「料理でもしようと思って材料を買ってきたんだが」 男「やるじゃないか女! で、何か問題でもあるのか?」 女「調理器具や調味料が無いと料理はできないと知ったよ」 男「今この歳でか!?」 男「塩すら無いとは……」 女「私が今まで食べてきたものには、あらかじめ味がついていたからな」 女「青カビは食べれるらしいぞ」 女「時に男」 男「なんだよ・・・今忙しいんだから邪魔すんな」 女「最近思ったのだが男は良く私の家にいて飽きないな?」 男「・・・・・・・・」 女「あれ以外の時は大抵、私ひとりでネトゲってるというのに・・・あ、カードktkr」 女「・・・まったく男は一体何しに私の家に・・・・Σ(゚д゚)!まさか私の体だけがめあて・・・」 男「なぁ、この洗濯物ベランダからリリースしてやろうか(^ω^#) 」 女「す、すまん・・・感謝している;」 男(だめだ・・・ついに被害妄想まで・・・はやくなんとかしないと) 一週間後日 男「なぁ・・・あのベランダに干してあるヤツ・・・俺がこのあいだ干したヤツじゃね?」 女「ん・・そんなモノあったか?・・・・???」 男(カーテン閉めっぱなしだから気付かなかったのか・・・盲点だった) ピンポーン 男「女、誰か来たぞ」 女「ああ、男すまないが出てくれないか」 男「まいどのことながらry」 男「おい代引き荷物だぞ」 女「今いいところなんだ、立て替えておいてくれ」 男「あとで払ってくれよ」 男「ほら、荷物」 女「ありがとう。しかし、私はこんな荷物を頼んだ覚えはない」 男「金は?」 女「私が頼んだ荷物じゃないものにお金は払えないだろう」 男「( A`)」 男「女、どうするんだよこれ・・・」 女「払ってしまったものはしかたがない、そこにおいて置いてくれ(ニヤリ)」 なんかうまくいかない 女「押入れに生えたキノコを食べてみたぞ」 女「たまには外で遊ぼうって?じゃあ漫喫にしよう」 女「うむ、ヒヨコが生まれたら食費が浮くな…」 女「失礼な、パンツはちゃんと1日おきに裏返してはいてるぞ!」 女「ちょっとこの紙に名前書いてみないか?」 女「なぁに、かえって免疫力がつく」 男「胡椒に…砂糖に…あっ!塩買い忘れた!」 女「塩ならそこの棚にあるぞ」 男「え?あっ…ホントだ…」 女「何でそんなに驚く?塩くらいはおいてあるに決まってるだろう?」 男「この前まで調味料なんにも置いて無かったくせによく言うよ。それと調味料置いてあるのは感心したが何故塩だけなんだ?」 女「あぁ、それはな…この前私は親戚の葬式に行っていただろう?」 男「あ~そういや行ってたな、ホントかどうかは別として」 女「…まぁその時の帰りにな?玄関にあった塩をだな…」 男「ちょっとまて?もしかしてその塩がこれか…?」 女「そうだ。塩を買いに行かなくても済んだからラッキーだったよ」 男「……」 女「ど…どうしたんだ男!なんで泣くんだ!?」 女「塩って汗を乾かして作れるよな」 カチャカチャ…… 女「『升と間違われて垢BANされた(´・ω・`)』と……送信」 ぴろーん 男『またネトゲか。はやく寝なさい。ところでその豚みたいなのなに?』 女「豚……? 『(´・ω・`)←こいつのことか? ショボンという。可愛いだろう?』」 ぴろーん 男『可愛いけど……そんなの初めて見たよ。お前、たまに変な顔文字使うよな』 女「……住む世界が違うというのか(´・ω・`)」 女「男。私のこと好きか」 男「あん?何だいきなり。また頼み事か?」 女「違う。…私のこと好きか」 男「……、……好きだよ」 女「それは何だ、私のダメなところが好きなのか?」 男「そんな訳ねーだろ!早く自立して立派な人間になって欲しいと心の底から願ってるわ!」 女「……つまり、ダメな私でも、ダメじゃない私でも、好きか」 男「……」 女「………ありがとう、安心した」 男「……いいから掃除手伝え///」 男「自立してほしいんだが…自立したらこのダメさが懐かしくなるんだろうな…複雑だ…」 女「なぁに、私がお前に嫁げば何の問題ない」 女「私はダメなんじゃない、やらないだけなんだ!」 男「ニートはみんなそう言ってるんだよ」 女「モヤシと水さえあれば一月は余裕だな」 カサカサ… 男「ん?うぉっ!ゴキブリ!」 女「ああ、本当だな」ベシッ 男「…手?」 女「母がよく言っていた。『やれば出来る子なの』と」 女「いつ見ても男の掃除ぶりは見事だな。婿に欲しいぞ」 男「・・・俺が家事するのはいいけど、その分お前が働かなきゃ駄目だよ」 女「ふふ、私を誰だと思っている。RMTで月7万稼ぐ女だぞ」 男「生きてけるかなぁ・・・」 女「男、何かほしいものはあるか?」 男「ん~そうだな~(何だ急に?・・・もしかして、もうすぐ俺の誕生日だから・・・)」 男「i-podかな」 女「ふむ、ちょっと待っていろ」 男(ワクワク) 女「カタカタカタカタ・・・・」 女「よし、ブログを新設し、i-podのアフィリエイトを載せた。さあ、買うがいい」 男「・・・・」 女「む、奇遇だな」 男「よ。・・・日曜なのに学校か?」 女「ん?違うが」 男「なんで制服着てるんだよ・・・」 女「何かおかしいか?」 男「あー、制服は普通学校に行く時だけ着るもんだと思うぞ」 女「そういうものか。しかし着る服が他にないからな・・・」 女「何か楽して稼げるバイトは無いものか」 男「そんな都合の良いのあるわけないだろ」 女「ん、時給2000円のバイトが」 男「マジかよ……」 女「何々、一人相手にすれば+5000円、指名が入れば追加で3000円。週休二日で避妊費用と交通費は支給か。これはボロいな、ちょっとやってみるか」 男「……」 女「……(無反応……?)」 男「……やりたいんならやればいいんじゃね」 女「え」 男「お前がどうしようが自由だもんな」 女「ま、待ってくれ……」 男「うん、好きにすればいいと思うよ? 俺関係無いし」 女「お、男……じょ、冗談に決まってるだろう、そんな、そんな風に言わないでくれ……」 男「……」 女「……おとこぉ……」 男「……反省したか?」 女「うん……正直すまなかった……二度とあんなことは言わない……」 男「……ぷふ」 女「なっ……」 男「はははwwwごめwwwちょっとwwwからかってみたくなってなwww言い過ぎたわwww」 女「……」 男「いやwww冗談なのは分かってたよwww涙目乙ですwww」 女「……ぶちころすぞ」 男「え」 女「おおっと、こんなところに満員御礼のゴキブリホイホイが」 男「え、ちょ、女、待って、ごめん、ふざけすぎた、ごめんなさい、ほんと謝るから、え、やだ、待て、うわあああああああああ!!」 前 次
https://w.atwiki.jp/dangerousss3/pages/245.html
裏決勝戦【旧東京駅】SSその2 小さな銀の虫眼鏡。 叔父はそれを駅員に掲げて見せた。太陽光をまぶしく反射する。 東京駅。遠藤終赤は飛び込み自殺を目撃したことがある。6年前、8歳の時分。 飛び散る肉片は血液と区別がつかない。肉片に当たった無関係の人間が怪我をした。遅れて悲鳴が聴こえる。 思わず顔をそむけた終赤を、叔父は『よく観察しなさい』とたしなめた。電車で大破した死体をだ。8歳の少女に向けて、知りもしない他人の死体を観察するように言ったのだ。 死体に近寄る叔父を、駅員が止める。当然である。 叔父は懐から小さな虫眼鏡を取り出し、左手に掲げた。右手ひとさし指から射程1mの推理光線を放射。弱めに出力された桜色の推理光線は、虫眼鏡のレンズを通過する。光は分かれ、足元に桜色の映像を映し出した。 桜の描かれた『家紋』。 その下に神聖な『推理』の二文字。 遠藤の家は由緒正しき、『公家』――『皇族』配下の密偵。家柄固有の虫眼鏡は、その身分を証明する唯一の方法だ。叔父は駅員に通され、死体を検分する。 トングを持った男たちが死体の肉を拾い集めるのを、終赤は離れて観察した。 人肉。人肉。人肉。人肉。人肉。人肉。 東京駅のトングは人の肉をつかむのに慣れている。 東京駅に、トングは人の数だけ存在する。 ◆ 【トング道】――リーチに優れるトングにて相手の袖などを挟むことで動きを支配する護身術。江戸城内のゴミ掃除と警備を担当する御庭番の用いた殺人術を発祥とする。(聖槍院九鈴プロフィール参照) 「可燃。不燃。可燃、不燃可燃可燃不燃可燃不燃不燃可燃不燃可燃可燃可燃」 聖槍院が死体を分別する。 旧東京駅。――関東に関西軍が侵攻した際、東京駅は暴徒の大群に襲われた。新宿、渋谷駅に次ぐ日本最大級の迷宮ダンジョンだった東京駅。もとより多数のゴブリンが徘徊していた。暴徒と混じったそれらは恐るべきゴブリンモヒカンザコ軍団となり、駅を支配。政府は東京駅を捨て、完全封鎖を決行し、旧東京駅と呼ばれるようになる。 軍団は、大会運営によって事前に死体の山に変えられていた。 「『不燃』」 死肉をつかんだトングに、骨が吸着される。聖槍院はそれを投げる。積もれた骨の山にカラン、と落下した。 「ごみはすべて分別する」 大会参加者の中には、聖槍院九鈴の『タフ・グリップ』を、『何でも掴み取る』能力と勘違いしている者がいる。それは間違いだ。『万物をつかむ』は『トング道』の理念であり、能力ではない。 『タフ・グリップ』は『一度トングで掴んだ物を決して離さない』。その認識は、正しい。そして、『タフ・グリップ』にはもう一つ効果がある。 『掴んだ物を分別』する効果だ。 雪中から巨大な氷塊を。湯船から垢を。泥沼から硫化水素を。死体から骨を。すべて『タフ・グリップ』の分別によって吸着させ掴み取ることが可能。これが一見、『何でも掴み取れる』と誤解されがちな効果だった。正しくは、『掴みとった物を何でも分別する』である。 聖槍院はふう、と息をつき、清掃帽を正した。彼女の服装は、駅の清掃員そのものだ。 現れた人物を一瞥すると、素足に挟んだトングで、トン、と逆さにぶら下がる。 死体の山が左右に積まれた狭い通路。まるで『巣』のように、トングでトングを挟みこんだトングの『鉄筋』が幾重にも交差し通路の空間を埋め尽くしていた。 「これは……粋なオブジェですね」 『巣』を見渡した遠藤終赤は、一礼し、名乗りを上げる。 「拙偵、全てのアカを終わらせる。極右探偵・遠藤終赤。……いざ、推して参りますっ!」 「庭番、聖槍院九鈴、と、いいます」 対する掃除婦も両手のトングをカン、と交差させ、口を開く。 「全てのゴミを……片づける」 ◆ (『もう一人』が聖槍院様に接触したか。急がねば) 東京駅丸の内口。 遠藤は一人、無線から状況を確認する。偵察に行かせた『分身』が敵と接触した。本体の自分もそこへと向かう。 「叔父上」 腰差しの虫眼鏡に手を当てる。触れても触感がわかりにくいほどに小さく、薄いが、頑丈だ。これだけが遠藤にとって、『維新の探偵』の証であり、叔父の形見でもある。かつて隠れキリシタンが特殊な鏡で、密かにキリスト像を映し出したように。探偵たちは虫眼鏡と推理光線を組み合わせ、『認証手形』として活用してきた。 「今こそ、革命のときです」 温泉旅館の戦いで得た魔人ヤクザ・夜魔口組の『コネ』。上手く扱えば力になる。さらに、大会で金とWL社の後ろ盾を得る事ができれば、実行できる。 遠藤は『虫眼鏡』を身分証に、仲間の探偵を探し集め、協力を求めるつもりだ。 日本政府を転覆させ、新たな探偵政府を立ち上げるために。 (錦の御旗の元、皇族直属の軍事探偵を組織し、外国の脅威に対抗する……!) 「はじまります。探偵の時代が」 ◆ 壁、天井、壁、トング、壁、天井、トング、壁、天井、トング、トング、トング。 通路に組まれたトングの『鉄筋』は、ジャングルジムのような地形の理を聖槍院に与えた。 「ハッ!」 聖槍院はぐるり、と回転し、トングでレンガ壁の段差を掴む。 縦横無尽、立体的に通路を駆け、遠藤に致命傷を与えんと繰り出されるトング道技。 「『流歯(るんば)』」 ボ、ボ、と音が連続した。聖槍院が死体から『分別』し、収集した『歯』がトング道技術によって恐るべき散弾となり、遠藤に襲いかかる。 「ぐ……ッ」その内の一つが、遠藤の腹を抉った。「……ヤァーーッ!」遠藤の推理光線。狙うは聖槍院ではなく、通路に組まれたトングの鉄筋。まずは聖槍院の足場を崩す。その判断は間違ってはいない。 キンという金属音が響き、トングの鉄筋に推理光線が『弾かれる』。 「…………は?」 「『蟹山伏(かにやまぶし)』」 聖槍院の両手両足4つのトングが大きく開かれ、頭上から遠藤に襲いかかった。 「――――わっ!?」とっさに推理光線をふるい、聖槍院のトングを斬り裂く。転がり、ダン、と壁に叩きつけられた。隣に置かれたゴミ箱が揺れる。 遠藤はカハ、と息を吐き、敵を見た。 (『弾いた』……!? レーザーにも等しい推理光線を!…………刀を弾くように、こちらの指先ごと!?) トングを焼き切れずに通過するなら判る。だが、弾くとは、どういうことか。 (彼女の『論理能力』……! つまり、こういうことだ) わずかな時間の間に、遠藤は推理する。 (『タフ・グリップ』は掴んだ物を絶対に離さない! ……だから、物体を掴んでいる間のトングは絶対に『壊れない』。何故なら、壊れたら、掴んでいた物体を『離してしまう』から。『だから』絶対に壊せない。ここまでが彼女の論理能力の『範疇』……!) まずい!事前の推理が甘かった。計算が狂い、ここまで大きな隙を――…… 「ごめんなさい……」 「は」 「ぜんぶ、私が悪いの」本来なら追い打ちをかけるべきタイミングで、聖槍院は頭を下げた。 「……え」 「私が、東西戦を防げなかったから、たくさんの人が死んだ。東京に攻め入るゴミを、掃除できなかったから」彼女は山になった彼らの死体を見た。 「……はぁ。でも……でもそれは」 「私のせい。東西戦で核が落とされて、国力が疲弊しなければ、ウィルスもあれ程広がらなかった。ウィルスを撒き散らすゴミを、私が掃除していれば。遠藤さんの叔父さんも死ななかったのに」 「叔父……上…………」 「ごめんなさい。本当にごめんなさいごめんなさい」 「そんな……」突然の謝罪に戸惑いながらも、遠藤は自分の考えを述べた。 「拙には、貴女のその、異常な自責が理解出来ません。聖槍院様は……悪くありません。責任ならむしろ我々、探偵にあります」 遠藤はよろり、と近くのゴミ箱で身体を支える。 「東西の緊張が高まっていた事はわかっていました。探偵が、叔父が、関西の企みを看破できなかったのがいけないのです」 「許せない」 聖槍院は涙をこらえているようだった。「こんな自分が、許せません。……でも、そう言って貰えると救われます。ありがとう、探偵さん」 聖槍院は微笑んだ。 清掃帽で隠れてはいるが、美しい顔立ちがひときわ輝いて見える。遠藤は思わずどきりとした。明らかに、雪山の戦いと比べて狂気が和らいでいる。 試合前に調査した聖槍院の素性は、謎が多い。江戸時代から続くトング道。その鍛錬に時間を費やしてきた事は確かだ。大学の在籍はなし。家業を継ぎ、その為だけに生きる事に不満は無かったのか――家柄に縛られた遠藤がそう考えるのもおかしな話かもしれないが、とにかく遠藤は疑問に思った。 「私は……遠藤さんとも、四葉ちゃんみたいに仲良くできたら、と思っています」と聖槍院。 「仲良く……では、戦いが終わったら温泉にでも行きましょうか?」 「本当ですか」聖槍院は口元をほころばせる。「ふふ、探偵と温泉なんて、なにか事件でも起きそう。……楽しみですね」 「ええ……、では、試合再開といきましょう」 遠藤は立ち上がる。その際に、ゴミ箱で支えていた左手を払いのけた。 そのゴミ箱は東西線以来ずっと放置されていたのだろう。中身がいっぱいに詰まっており、形容しがたい腐った紙くずや鉄くずが箱の口からはみ出ている。遠藤が手をのけた反動で、はらり、と紙くずが通路に落ちた。 「クズが」 「は…………?」 「ごみはすべて分別するごみはすべて分別すごみはすべて分別するごみはすべて分別するごみはすべて分別するごみはすべて分別するごごみはすべて分別するごみはすべてごみはすべて分別するごみはすべて分別すごみはすべて分別するごみはすべて分別するごみはすべて分別するごみはすべて分別するごみはすべて分別すごみははすべて分別する」 脈動し、ギョロリと見開かれる、聖槍院の眼。「探偵のテロリストの……クズめ」ぐるり、ぐるりと右眼だけが回転し、遠藤を凝視して停止する。「ごみはすべて、分別する」 「な…………」――――何だこれは、彼女の狂気は、和らぐどころかむしろ―― 「『大剃(だいそん)』」 くるりと彼女の持つトングが回転した。 トングに圧縮された空気が開放され、爆発的な気流を生み出す。 剃るようなカッターが遠藤に襲いかかる。 「あああッ」 カチン、と音がして遠藤の左腰が切り裂かれた。腰の虫眼鏡に当たった音だ。 「イイイヤァーーーッ」 キン、と遠藤の推理光線が弾かれる。空気を掴んだ聖槍院のトングに。 聖槍院は天井を掴んだ左手を軸にそのまま左足を振りぬくと、身体を大振りに回転させ、右足のトングを振り回す。それを下に避けた遠藤の右腕を聖槍院の右手トングが掴み取る。 「しまっ――」――腕を掴まれた。 ぐるん、と遠藤の身体が反転。「がふッ」 地面に叩きつけられる。すぐに身体が浮き上がり、再度叩きつけられる。 何度も、何度も、何度も。 本来、トング道の正式な試合なら、相手を掴んだ時点で一本となる。 掴んでしまえば、あとは殺すだけだからだ。 ◆ 遠藤が通路に飛び出した。 聖槍院に掴まれた方ではない、厚みのある、『本体』だ。1m長の推理光線をきらめかせ、二人の間に走る。 「ヤァァアアアーーーッ!」 ザン、と目の前の『腕』を断ち切った。 聖槍院ではない、掴まれた方、遠藤終赤の『分身』の右腕を断ち切った。 敵の距離と動きを考慮して、あえて『味方の肉』を断ったのだ。 「ンアアアッ!」 遠藤の『分身』が叫ぶ。 二の腕の先から鮮血が吹き出し、聖槍院に噴きかかる。 「イヤァァァアーーーーッ!」下から上へ。かがみこんだ遠藤の本体が、『聖槍院の腕』を断つ。分裂の右腕をトングで掴んだその腕を。 斬られた二人の腕はトングでつながれたまま吹き飛び、ドン、と天井にぶち当たった。 鮮血が天井に塗りつけられる。 「掃除婦はナイル川のほとりで雑巾を横ではなく縦にしぼった」右腕を失くした聖槍院は何ら動じる事がない。血を噴く右腕をトングで掴み、止血した。横目で遠藤を一瞥すると、足で天井をつかみタン、タン、と通路を走り去る。『巣』から退却する気だ。 「ま、待ちなさい……!」本体の遠藤は落ちた腕を拾うと、聖槍院を追う。 腕を斬られた分身はその場でうずくまったまま動かなかった。置いていくしかない。 巣のあった通路よりも少し広い場所に出る。 「……まだ」 立ち止まった掃除婦は柱を背に探偵を睨んだ。「私の庭を荒らす気か?探偵」 「次は拙偵が相手です!」遠藤は右手にひとさし指を構えた。 左手には聖槍院の腕と遠藤の『分身』の腕。二つは黒いトングでつながれたまま。 「解除」 聖槍院が言った。 カツン、と『分身』の腕を掴んでいた黒トングが床面に落ちる。『タフ・グリップ』が解除されたのだ。遠藤はとっさに黒トングを拾い上げた。 同時に、遠藤の背後。 先ほどまでいた通路に、がらがらと硬い石の砕ける音が鳴り響く。 砂煙が遠藤の足もとへ舞い飛んだ。 「な……?」 ――『巣』のあった通路の『天井』が落下し、白い瓦礫で埋めつくされる。通路に残された遠藤の分身が、まだそこにいたはずだ。 (まさか、『巣』に見えた、あの沢山の……) 聖槍院九鈴は、あらかじめ天井を破壊して―― (……沢山のトングで、天井を繋ぎ止めていた!……巣のように配置したトングは、それと悟らせないためのカモフラージュ……!) 「ごめんなさい、本当に……」聖槍院が頭上から声をかける。「解除」聖槍院の右腕の止血が解除され、鮮血がトングを吹き飛ばした。 「――止血を……!?」かろうじてトングを避ける遠藤。だが、吹きかかる血は避けきれず、白い顔が赤く染まる。 その遠藤の袖を、聖槍院の握る銀のトングがグイ、と捕獲。「あっ――」 ドン。と強く床面に叩きつけられる。「か……はッ」 (まずい、掴まれた。これでは生き埋めになった分身と同じ!) 今度は助けてくれる仲間など、いない。 「ごみはッ!こまめにッ!分別するッ!ごみはッ!こまめにッ!分別するッ!ごみはッ!こまめにッ!分別するッ!」繰り返し、チョップするように遠藤を叩きつける。 「……つ、ぐあッ!ぐああッ!ぐあああッ!」 (何かないか。逃れる方法は――……!推理せよ!) 遠藤は推理光線を発しようと、推理を集中させる。 (――推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!推理せよ!)心中に一つの案が浮かび、薄れゆく意識の中、指先に推理光線の光が灯る。(そうか、もしや――) 「しね」 しかし、その光は聖槍院に届くこと無く、遠藤の体はブン、と投げ出された。 体が何度か床面をはね、滑り、転がる。「……ゲホッ!」 遠藤は消えかかる意識を、奥歯に仕込んだ青酸カリで無理矢理に覚醒させた。 目の前には長い下りエスカレーターが、力強く稼働している。 ふら、と立ち上がった遠藤はエスカレーターの天井を分厚くポスト・イット化し、引き剥がす。触れただけで分裂は起きない。引き剥がす必要があるのは、この能力の制約といえる。当然だが、厚みのあるものほど引き剥がすことは困難だ。蛭神鎖剃の巨大陰茎のように、めちゃくちゃに振り回した上で重力がかかる状況でなければ、自然に剥がれることはあり得ない。今回は、少しだけ引き剥がせばそれでよかった、残りの仕事は、それを『貼りつけた』エスカレーターが『してくれる』。 (どんな能力にも、『穴』はある) エスカレーターを高速で駆け降りながら、遠藤は考える。背後では、ベリベリと音が鳴り響く。エスカレーターが彼女を追うように自動で天井を引き剥がし、追手の邪魔となる壁を作り出す。 (何故、聖槍院様は自分を『離した』? ……あのまま自分を叩きつければ、彼女は勝てたかもしれない) 聖槍院は追ってこない。瓦礫に埋まった分身の始末をしているものと思われる。 (……例えば、強力な熱線でトングを焼き斬り、切れた両端を熱でつなげてしまえば、それは『小さなトング』となる。推理光線でそれほどの出力を出せるかわからないが、それがトングの『無敵』を破る手立てとなるかもしれない。破壊されても『トングのまま』なら、『タフ・グリップ』の能力原理に『沿う』からだ) よろめき、通路に吐血した。 (それ以外の『穴』が……『あるとしたら』? 聖槍院様は拙を離したのではなく、『離さざるを得なかった』のだとしたら……それが『タフ・グリップ』を破る手段となるかもしれない……!) ◆ 聖槍院は瓦礫から、ゴブリンどもの死体と遠藤終赤の分身の体を『分別』した。 それら死体に死体から収集した『脂分』を振りかける。 「ごめんなさい、本当にごめんなさい」それは、彼女にとって聖水に等しいものだった。 次に、同じく死体から収集した『リン』の詰まったトングを投げ、密閉を解除。 ポン、と音がして死体が激しく燃え上がり、遠藤の息の根を完全に止めた。 これで儀式は終わった。汚れたこの世の、全てを燃やし尽くす事は簡単だが、彼女はそれをしない。彼女はただ、こまめに分別し、焼却する。 聖槍院は振り返り、逃げた遠藤の本体を追った。 血が点々と跡を残している。 (でも、彼女の能力なら、この程度簡単に『偽装』できるはず)聖槍院は思う。 通路の分かれ道。迷路のような東京駅も、案内板を見ればそれ程迷うことはない。 (血痕の向かう先は、八重洲北口……) そのまま行けば当然場外となる。遠藤はあえてそこへ向かったらしい。……血痕が偽装でさえなければだが。 八重洲北口には、有名な『遠山の金』の石碑がある。 (東京駅に来た記念に一度、拝むつもりだろうか。江戸幕府の奉行人……いえ、確かに探偵には近いが、幕府の役人なら、むしろ『彼女の敵』……それは無い、か) 非クリーンな雑念。無駄な思考をしてしまった。と反省。 「……スゥーーー……ハァーーー……」 父に習ったトングの呼吸。聖槍院は心を掃除する。 彼女の最大の武器は、冷徹で理知的な思考にこそある。 「ヤァーーッ!」 トングを繰り出し、天井にぶら下がった駅の案内板を掴む。 掴まれた案内板の板が、ベリ、と剥がされた。 迷路のように入り組んだ東京駅。……遠藤終赤は、『案内板』を偽装していた。 (……向かう先は…………) ◆ 大正時代の風格を感じさせる赤レンガ造り。旧東京駅は、戦争後も外見はそのままの形で残り、東京に立ち並ぶ摩天楼と共存している。東京駅の目の前に皇居が広がり、その隣には東京駅によく似たレトロモダンの法務省旧庁舎。 東京駅、屋根の中心部に遠藤はいた。 屋根と同じ色の青い痣がところどころに彼女の身体に染みている。 「必ずや……この街を探偵で埋め尽くしてみせる」 遠藤の分身が消滅するまで、あと30分はかかる。それまで、彼女はもう一度分身を作り出すことはできない。推理する時間も含めて、時間が必要だ。 遠藤は推理した。聖槍院の能力、素性、どれも判らぬ点が多すぎる。彼女の目的は、『東西戦の瓦礫の撤去』だ。彼女は日本全土を自分の『箱庭』と考えているらしい。確かにトング道の発祥は、江戸城内の庭番であると聞いている。彼女がそこまで掃除に固執する理由は、先祖の職務がゆえのものだろうか そして、彼女が遠藤を掴んだにもかかわらず、『離してしまった』理由も、未だ不明。 「わからない……」 その時、ガン、と屋根が撥ねた。 「…………投石!」聖槍院が駅内から、礫を投函しているのだ。 絶対壊れないトングの棒と、トングの圧力。その二つを利用した『てこの力』で、驚異的な投石力を発揮。不吉な物音を立てて、青い屋根が次々と破壊されていく。 位置までは完全に把握されていない。 東京駅は南北に伸びた形をしており、その両端にドーム型の屋根がある。 遠藤は北側ドームの近くまで走り寄った。ドームの上部には避雷針が天を指している。 ガタン、と先程までとは毛色の違う音が屋根に響く。 「遠藤終赤……」 聖槍院九鈴が姿を現した。「貴女を掃除する」 「聖槍院様」 カラン、という音がした。 ドームの避雷針に、遠藤終赤がそれを投げ、引っ掛けたのだ。 聖槍院から奪い取った漆黒のトング――『カラス』を。 聖槍院はそれを見た。あの時、断ち切られた右腕と共に奪われた彼女の家宝。 二人の間には、遠藤があらかじめポスト・イット化し、内部の厚みを薄くした屋根の落とし穴がある。遠藤が黒トングを避雷針にひっかけたのは、この場所に敵を誘導するためだ。 「卑怯な手で申し訳ありません」遠藤が言った。「これは、拙が能力でコピーしたものかもしれないし、本物かもしれない。……貴女にとってこのトングが大切な物なら――」 「トング道は」 探偵の言葉を遮り、カンと、聖槍院は片足で立った。 「庭番の技術。本来、道具は選ばない」 「庭番……。庭番なら、なおさら道具に拘るべきでは……ないのですか」 聖槍院はトングを握った右足を持ち上げ、目の前で左手のトングと交差させる。 「私に選択肢など無い。私が全て悪い。本当に、ごめんなさい。…………しね」 「一体、貴女は、どうしてそこまで……」懺悔するのか。 彼女の『謝罪』が『狂気』と共に発生した妄想なら、その二つはセットでなければならない。罪悪感の苦しみから逃れるために、狂気はあるからだ。 だが、彼女は『理性的』な時にも遠藤に『謝罪』した。 ……本当に、その罪悪感は、妄想でしかないのだろうか? 「『竹箒』」 聖槍院が動いた。ぐるりと身体を回転させ、ブレイクダンスのように三つのトングを交互に繰り出す。まるで竹箒、まさしく庭番の技術。 「……イヤァーッ!イヤァーッ!イヤァーッ!」遠藤は推理光線でそれを弾く。 やはり断ち切れない。聖槍院は空気を掴むことで、トングを無敵化させている。 (トング道は幕府の『御庭番』……昔の話だと思っていた。あまりにも『掃除婦すぎる』彼女の容姿に、気を取られていたが)遠藤は推理する。 「ハッ!」バク転で間合いをとった。 (『御庭番』は……『隠語』だ! その意味は徳川幕府の『隠密』――我々の、敵……!) 「解除」 聖槍院が言った。 ドームを含む、周囲の屋根が瞬く間に崩壊する。 聖槍院はあらかじめ、ドームの屋根を破壊して、トングで固定していた。誘い込まれたのは遠藤の方だ。二人の足場が深く沈む。 「聖槍院、九鈴……貴方は!」遠藤は叫び、自分で作った落とし穴へ跳ぶ。落下時、瓦礫に衝突するリスクを少しでも抑えるために。 (もし……、我々と同じように、彼女の家業も、維新後も連綿と受け継がれてきたならば……!密かにテロや破壊活動に眼を光らせる。幕府の御庭番としての、現在の職名は……。公安警察の偽原光義とは、別。日本政府の、法務省の外局――――公安調査庁の――――) 遠藤は口を開く。 「『魔人……諜報員』――――ッ!!」 「……全て、私が悪い」 落下寸前、遠藤は聖槍院の言葉を聞いた。 遠藤は合点がいった。彼女の異常な自責に。 事実だったのだ、妄想などでは、無かった。『諜報員でありながら』、彼女は本当に『掃除できなかった』のだ。戦争を起こした者共を、核兵器を投入した連中を、ウィルスをまき散らした魔人を。 ゴウ、と風を切る音が耳を塞ぐ。遠藤は重力にあらがえず落ちてゆく。 ドームの内部は吹き抜けとなっており、二階部分のテラスが円状に広間を取り囲んでいる。 「――ああッ!」 瓦礫とともに遠藤はテラスに落下。 聖槍院は落ちてこない。遠藤は起き上がる。 「……『スマート・ポスト・イット』!」考える間も無く、テラスの周壁に手を当てた。 ベリ、とその壁が引き剥がれる。 その壁、8m先の頭上には聖槍院九鈴。 聖槍院は崩れ落ちた屋根の淵を掴み、今まさに遠藤に追撃せんとしていた。 ポスト・イットの『切れ目』に設定されたのは、トングで掴まれた淵の部分。 ベリベリと、聖槍院自身の体重が、 ポスト・イット化された壁を引き剥がし、聖槍院の追撃を阻んだ。 「片す」 聖槍院はためらいなく 引き剥がれる壁からトングを離した。 「全てのゴミを……片す!」 身体を逆さに、重力に身を任せる。 「ハァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――――――――――――――ッ!!」 正気も家宝も防御でさえも、聖槍院は全てを捨ててトングを構える。 目下、遠藤の頭をかち割るために。 遠藤は右腕に推理光線を構えた。 「イヤ……ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――――――――――――――ッ!!」 上段から振り下ろされたトングが推理光線を弾く。 推理光線に無敵のトングは破れない。 そのトングを、遠藤の『もう一つの』右腕がすり抜ける。 パリン、と音がした。 桜色の光。 遠藤の二の腕から先は、まるでトングの様に左右に分裂していた。聖槍院の懐に潜り込んだもう一つの腕。その指先から推理光線が発射されている。 それが、聖槍院の心臓を貫いた。 げほ、と吐血した聖槍院の身体から力が抜け、 遠藤の身体に覆いかぶさる。 「がっ……は……。あの、時……」遠藤は勝利を確認し、聖槍院の亡骸に、言った。 「あの時、拾った。斬り落とした『分身の腕』。分身の右腕だけを、拙の腕と『一体化』しました。だから――」 遠藤は左右に分裂した右腕を、ピタリと合わせた。 腕の別れはじめの部分には、切断時の傷跡のようなものが見える。 「……だから『右腕だけ』は『分裂できる』」 遠藤は死んだ彼女の握るトングを見た。 「結局、焼ききって再度繋げられるほどの推理光線は、今の自分には出せませんでした。これだけが今回、貴女の能力に対抗する唯一の手段、腕を『トング』のように分裂させる事……」 遠藤はクラリ、と倒れそうになるのをこらえる。 「推理光線は『知能』に依存する。そしてポスト・イット化能力は、分裂し体力が減っても『知能』だけは『変わらない』。だから二つに別れても光線の威力は『変わらない』」 探偵帽を正し、聖槍院の身体を引き離す。 「だからこそ『スマート(知的な)・ポスト・イット』というのです」 ◆ 結局……聖槍院が本当に『諜報員』かどうかは、判らぬまま。 だが、そう考えると納得がいく。 この大会には危険人物が多すぎた。チャイニーズ・マフィアのボス。世界の支配を図る少女。世界の破滅を望む元魔人公安。指定魔人暴力団ヤクザ。日本政府転覆を企てる探偵。国家の存亡に関わる危機に、日本政府がただ指をくわえて見ているだけだとは、『考えられない』。発狂しながらも凍るような理性を保ち、法律の枠から外れた彼女こそ、潜り込ませるスパイとして最適だったのではないか。遠藤はそう推測した。 どさり、と聖槍院の身体が仰向けに転がった。 遠藤は懐からペラペラになった黒いトングを取り出す。本物の、聖槍院のトング。 (聖槍院様は……) 彼女の胸元に置こうとし、動きを止める。 (……特急列車の戦いで、懐に隠したトングで致命傷を防いだ。今さっきも、推理光線が胸を貫いた時、『おかしな音』がした……でも、トングの音とは、違う) 「まさか」遠藤は聖槍院の胸元を開く……血にまみれたシャツ。その中に。 「やられた」 ガク、と膝をついた。「拙の、自分の……『負け』だ!」 遠藤は羽織の下、腰まわりを確認する。在るはずのものが、『無い』。 「あの時、トングで掴んだ拙を投げ離した時……!あの時、貴女は、『離してしまった』わけでは無かった……、逆に、『掴んでいた』のですね……」 聖槍院の胸の内に仕込まれていたもの。遠藤終赤の幼さの象徴。形見として、肌身離さずそれを持ち歩いていた遠藤の、完全な落ち度。高出力の推理光線によって、粉々に破壊された。これを失った遠藤はもう、『ただの探偵』でしかない。 「『タフ・グリップ』の『分別』で……!あの時、聖槍院様は、トングで掴んだ拙の『身体全体』から『分別』し、抜き取っていた……!『維新の探偵』その『証』――――」 遠藤は、その銀色に光る形見を手にした。 透明のレンズは白く砕け、もう二度と、真実を映し出すことは無い。 「――――――『虫眼鏡』を……!」 遠藤は、聖槍院がその職務を完全に遂行したことを悟る。 これで、テロを決行するための、『仲間との繋がり』が、『全ての計画』が『瓦解』した。これまでの戦いの意味、全てが、泡と化したのだ。 「みご、と……ッ!」遠藤は唇を強く噛み締め、顔を上げた。 「御見事です。聖槍院……九鈴……様ッ!」 聖槍院の家宝。漆黒のトングを彼女の胸元に置き、遠藤は憑き物が落ちたように、急激な眠気に襲われる。力尽きた探偵は、その場に倒れこんだ。 漆黒のトングが、こびりついた血液の燐光で、赤く煌めく。 庭番の掃除婦は見事、 ……ゴミの分別に成功した。 ◆裏トーナメント決勝戦◆旧東京駅の戦い◆終 このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/5624.html
戻る おちゅってあずにゃんwww -- (名無しさん) 2013-05-17 22 58 18 可愛いな、おちゅ -- (名無しさん) 2013-05-19 10 09 10 あれ、何か忘れてr(ry -- (名無しさん) 2013-06-02 02 29 54 あれ、誰か忘れてるな -- (名無しさん) 2014-08-22 17 07 53 あずにゃんのおちゅにつっこまないでそのまま流した唯律紬の3人は本当に優しいなぁ~ これからもこの4人で仲良く軽音部をやっていってもらいたいよ。 -- (名無しさん) 2014-08-22 17 19 42 ん?誰か忘れている様な…… と思ったけどちゃんと唯・律・梓・紬の四人全員が出ていたから私の気のせいだったみたい。 なにはともあれ作者さんおちゅでした。 -- (名無しさん) 2014-12-13 05 34 06 誰か忘れて(ry 作者さんおちゅ -- (名無しさん) 2014-12-15 11 10 05 これは良いけいおん!SS -- (名無しさん) 2014-12-16 11 21 00 好き -- (名無しさん) 2014-12-16 20 35 00 ヘアピン、カチューシャ、眉毛、黒髪ロング、みんないるじゃないか -- (名無しさん) 2015-02-23 10 42 36 勉強になった! -- (名無しさん) 2015-12-25 23 47 06 誰か忘れていると思ったら顧問のさわちゃんを忘れていたんだ‼ -- (名無しさん) 2015-12-26 01 55 00 メインキャラクター 平沢唯 田井中律 琴吹紬 中野梓 なんだ、ちゃんと全員部室に揃ってるじゃん‼ -- (名無しさん) 2016-02-04 02 06 26 短いけどこれは名作だなぁ〜 -- (名無しさん) 2017-09-24 00 45 19 うむ。これは良い話しだな。 -- (名無しさん) 2020-04-17 16 11 40 不屈の名作 -- (名無しさん) 2024-08-16 04 16 18